F1などモータースポーツでは常に最前線で使用されているピレリですが、約60年ぶりに自転車用のタイヤをリリース。
7月のニセコクラシックからピレリのタイヤを愛用しているいわた的すゝめ。
ロードタイヤのラインナップは4種類。
オーソドックスモデルのP ZERO VELO
ハイグリップモデルのP ZERO VELO 4S
タイムトライアルモデルのP ZERO VELO TT
タフモデルのCINTURATO VELO
定番モデルはP ZERO VELOとVELO4S。
右がVELO、左がVELO4S。
VELOに比べ、VELO4Sの方がトレッドパターンが多く、ウェット路面でのグリップ力と耐パンク性能が優れています。路面からの抵抗値と重量の軽さはVELOの方に軍配が上がります。
VELOでも必要十分グリップはいいのですが、4Sのハイグリップは安心感があります。4Sも十分転がりは軽いです。
より走りの軽さを求めるならVELOで下りのコーナーの安心感が欲しいなら4Sではないでしょうか。
気になる耐久性はVELO4Sで荒れている砂利道を走行しても今の所パンクはしていません。触った感じだと薄いタイヤですが、なかなかに強いです。
ラインナップの中で最もタフなクリンチャー/チューブレスレディタイヤのチントゥラート。
ハードなロングライドからグラベルライドなどを楽しむアドベンチャーライドでも満足できる性能が目指されています。
VELOよりも強いアラミド繊維性の耐パンクベルトをトレッド下に配置し、トレッド面にもアラミドファイバーを混ぜ込むことで突き刺しに対する強度も向上。全方位に強い設計です。
ただタフなだけでなく、コンパウンドはVELOシリーズと同じスマートネットシリカを採用しているので転がりもグリップも優秀です。
チューブレスレディでもあるのでチューブレス運用をすれば乗り心地も向上。
クリンチャーとチューブレスレディで指定空気圧が違うのも面白いところ。チューブあり・なしそれぞれの数値を計算して出された数値なのでしょうが、なかなか空気圧を分けているブランドもないのでしっかりしています。